概要

三戸町は青森県の南端に位置し、南は岩手県との、西の一部は秋田県との県境となっています。町のメインストリートは、江戸時代の国道のひとつである旧奥州街道であり、現在は町の中央を国道4号、国道104号線が交差するほか、青い森鉄道線も町内を縦断しており、三戸地方の交通の中心となっています。人口は1万人ほどで、面積の7割を山林や原野が占めており、四季折々の風景を楽しめる自然豊かな町です。

歴史

三戸町は戦国時代、北東北一帯を支配していた三戸南部氏の居城であった三戸城が築かれ、城下町として栄えた歴史ある町です。城跡は現在、1,600本の桜が咲き誇る桜の名所「城山公園」として整備されており、遊具や鹿園、町立歴史民俗資料館もあり、子どもから大人まで楽しむことができる憩いの場です。石垣や堀跡などの遺構も多く見られ、歴史ファンも訪れます。2019年4月で町制施行130周年を迎えた歴史ある町です。

町は農業が盛んで、おいしい野菜や果物がたくさん実ります。中でも、蜜がギュッと詰まったリンゴは絶品です。山に囲まれた地形により、昼夜の寒暖の差が激しく、甘みが強い果物ができるのです。

また、かつては「やませ」と呼ばれる冷たい季節風により、稲作に適さなかったことから、麦、そば、雑穀などを粉にして調理する「粉もの料理」が発達しました。粉もの文化は今も根付いており、子どもからお年寄りまで親しんでいるソウルフードがたくさんあります。サクサク軽い口当たりの「三戸せんべい」は、製造・販売する店が町内に7店舗もあります。それぞれの店によって味や食感が違うので、食べ比べてみるのも楽しいです。

エゴマみそやくるみみそを付けて炭火で焼いた「串もち」は、香ばしいにおいが食欲をそそります。くるみとごま、砂糖のとろりとしたあんを麦もちで包んでゆであげた「きんかもち」は、食べると懐かしさを感じます。他にも、だしのきいた汁で煮込んだ家庭の味「ひっつみ」や、練った小麦粉の生地を三角形に切ってゆでたものに、ニンニクみそを付けて食べる「つつけ」など、多くのおいしいものがあふれています。

観光

町には、古きよき店舗や建物が多く残ることから、昭和レトロ、大正ロマンの町として、これらのスポットを歩く「街歩き観光」にも力を入れています。三戸街歩き奉行所のガイドが、おもしろおかしく地元の人だからこそ知っているスポットや気になっているけれど、行ったことのないお店などを案内してくれるので、町の生活そのものを感じることができます。町の名物人物に出会えたり、国登録有形文化財を見ることができたり、楽しく町への理解を深められるツアーです。

「さんのへパークゴルフ場」では、高台から町の景色を眺めながらパークゴルフを楽しみ、体を動かし、さわやかな汗を流すことができます。

「11ぴきのねこ」によるまちづくり

町出身の漫画家である馬場のぼるさんの絵本「11ぴきのねこ」のまちづくりに力を入れています。絵本には、みんなで力を合わせてさまざまなことに挑戦していく場面が多くあります。このねこたちのように、まちぐるみで楽しい取り組みをしていこうと、さまざまな事業を展開しています。

11ぴきのねこを活用した取り組みは、はじめは町が主に取り組んできましたが、次第に各商店や学校、福祉団体や高齢者団体、サークルなど、さまざまなところに広がりを見せていて、まちを歩けば、さまざまな場所でかわいらしいねこたちを発見することができます。